様々なジュエリーに使われている「透かし技法」
私の場合0.5mmの小さい穴を開けて、そこに糸ノコという0.2mm幅のノコギリの刃を通して
ひとつひとつ丁寧に切り抜いていきます。
切り抜いた部分と残った地金の模様、また切り抜いた時に出来る面も手作りならではのシャープさがあり
完成品がスッキリ見えます。
どうしてか穴があると覗いてみたい衝動にかられるもので、透かしの向こうに更にデザインを施すことで
作品に奥行きが出て、それが膨らみとなって、より立体感のある作品に仕上がっていきます。
これは18金の板に透かしをして、裏の板はプラチナで、表とは逆の模様で透かしてあるのはお分かり頂けますでしょうか?
表には144個の穴を開けて手裏剣の模様が残るようにひし形に切り抜き、
裏は85個の穴を開けて、手裏剣の型を切り抜いていきます。
繋がっている部分を0.1~0.2mmと、極力細くすることで模様がきれいに浮かび上がってくるのです。
一か所でも切りすぎて穴が繋がってしまうと全部やり直しになってしまうので慎重に慎重に糸ノコを引いていきます♪
私の作品は、こういう細かい透かしを使ったものが多くあり、切り抜いている時に職人仲間からも「うわーーっよくこんな面倒なのしてるなー」などとよく言われますが、自分でも何故か分かりませんが、全然ツラくないんですよねー^^
新潟のジュエリー職人で、こんなに透かしが好きな職人さんは他にいないんじゃないかなぁ♪
もしいらっしゃったら仲良くなりましょう(^^)/
また、透かしを使ったのオーダーメイドのご注文は、是非私に直接ご相談ください!
洗谷純希